データ入力基礎講座
7.Excel でアンケート入力
アンケート結果を入力する
アンケート調査を行った後は、結果を集計する必要があります。
項目ごとに選択されているかをチェックして、数えて、グラフを作って…と、全てを手作業で行うとなると非常に大変です。
Excel でアンケート結果を入力しておくと、結果の確認や、集計、グラフ化がとても簡単にできます。
しかし、入力の形式によっては、後でデータを加工し直したり、複雑な関数が必要になってしまって、却って厄介なことになってしまいます。
Excel でアンケート結果を入力する時は、集計やグラフ化のし易さを意識しましょう。
入力の原則
(1)データは1行につき1人分
アンケートは1件分(1人分)を1行とし、1つのセルに1つの情報を入力します。
数人分のアンケートを1枚の用紙にまとめて記述している場合も、1人ずつに分けてください。
(2)日本語の入力を最小限に!
自由回答はそのまま入力しますが、選択形式の回答は、属性ごとに数値を割り当てるか、または選択肢ごとにセルを分けて、決まった数字のみを入力します。
(3)複数回答は選択肢ごとにセルを分ける
複数回答可の項目は1つのセルに入力せずに、選択肢ごとにセルを分けて入力します。
1つのセルに『 1 , 3 , 12 』というように回答を入力すると、集計時に複雑な関数を組む必要があるので、入力の時点でセルを分けましょう。
(4)データの整合性を保つ
Excel はセルの値に応じて処理を行っているので、同じ意味なのに回答に整合性がないと集計処理が上手くできません。
例えば、『 男性 』 と 『 男 』 とある場合、どちらかに統一します。