Excelを保護（ロック）する

2025年3月

このページの目次

この記事はフォームコントロールでアンケートを作成した後の処理について解説しています。

フォームコントロールについてはこちら

フォームコントロールを活用するフォームコントロールとは、プログラムやマクロの知識が無くても簡単にExcelでフォームを作れる機能です。使いこなせれば回答しやすいアンケートを作ることができます。

ロックの必要性

アンケート作成後にExcelのセルを保護（ロック）しないままにしておくと、選択肢が書き換えられたり追加されたりで出題者が意図しないアンケートが（ごく稀にですが）返ってくることがあります。

また、計算式や関数を表示したままにしていると何かの拍子にセルがクリアされてデータが壊れてしまうことも考えられます。

そういったことがないようにExcelを保護（ロック）する必要があります。

自由記述などは書き換え可能にしなければならないのでシートの保護をする前に準備が必要です。

STEP

書き換え可能にするセルを選択します。

対象は自由記述、関数や計算式があるセル、オプションボタンやチェックボックスがリンクしているセルです。

STEP

セルの書式設定のタブから『保護』を選択して『ロック』のチェックを外し、OKボタンをクリックします。

これでロックしないセルの指定ができました。

STEP

関数や計算式があるセルは回答者が触れないように非表示にして隠し項目にします。

対象の列を選択して右クリックし、『非表示』をクリックします。

STEP

ツールバーの『校閲』の『シートの保護』をクリックすると、シートの保護ダイアログが表示されるのでパスワードを入力してOKボタンをクリックします。

通常のロックの場合は「このシートのすべてのユーザーに許可する操作」はデフォルトのままで大丈夫です。

STEP

確認のため、再度パスワードの入力するとシートの保護は完了です。

なお、保護状態になると『シートの保護』ボタンが『シートの保護を解除』ボタンに変わります。

集計用のデータシートなど、シートそのものを隠し項目にして削除できないようにする場合はブックの保護をします

STEP

集計用のデータシートの『シート名』を右クリックし、『非表示』をクリックします。

STEP

ツールバーの『校閲』の『ブックの保護』をクリックすると、シート構成とウィンドウの保護ダイアログが表示されるのでOKボタンをクリックします。

ブックの保護の場合、パスワードは任意です。

これでブックの保護は完了です。

ブックの場合、保護状態の時はボタンに色が付きます。

シートの保護を解除する場合はツールバーの『校閲』またはシート名を右クリックして『シートの保護を解除』をクリックすると、パスワード入力ダイアログが表示されるので、『シートの保護』の時に設定したパスワード入力してOKボタンをクリックすると保護が解除されます。

ブックが保護状態だとシートの再表示ができません。

ブックの保護を解除する場合はツールバーの『校閲』から『ブックの保護』ボタンをクリックすると保護が解除されます。

パスワードが設定されていない場合はメッセージ等は表示されません。

非表示になっているシートを再表示させる場合は、表示されているシートの『シート名』の上で右クリックして『再表示』を選択すると表示することができます。