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データ入力基礎講座
1-3 全角半角の違い
半角文字と全角文字
パソコンやスマートフォンで文章を書いていると、数字や英字では全角・半角の2通りの候補が表示されます。
文字自体は幅が少し違うくらいだし、何か違いがあるの?と思っている方もいるのではないでしょうか。
メールアドレスやサイトのURL、パスワードを入力するときには『半角英数』が必須です。
ややこしいですね。なぜこれら2種類の文字があるのか簡単ながらご説明します。
1バイト文字と2バイト文字
半角文字は1バイト文字、全角文字は2バイト文字とも言われます。
バイトとはコンピュータ上で使われるデータの量を表す単位です。
1バイトとは、2進数で8桁、すなわち256通りのデータを表せます。
アルファベットと数字だけならいざ知らず、256通りでは日本の文字を表すには全然足りないですね。
2バイト文字ならば2進数で16桁、65,536通りになるのでひと安心です。
つまり、全角文字とは日本語や中国語、あるいは韓国語といった文字数の多い言語の為にある文字なのです。
ヨーロッパやアメリカをはじめとするアルファベット圏では存在すら知らない人もいるとか。
メジャーなプログラム言語が英語であることを考えるとメールアドレスやパスワードに全角文字が使えないのも仕方ないのかも知れませんね。
ちなみに半角カナは2バイト文字が発明される以前の名残だそうです。
入力時の注意
半角文字と全角文字は、見た目は少しの違いでもコンピュータ上では全く違う文字として認識されます。
なので、全角と半角の違いに気を付けないと、検索や置換の処理時に上手くいかなかったり、データを取り込む時にエラーが出てしまいます。
中でも厄介なのが半角スペース2つと全角スペースです。
日本 花子
日本 花子
上と下のどちらかの姓と名の間に半角スペースが2つ入っています。どちらか分かるでしょうか?
正解は下です。
この場合、見た目は同じ名前ですが、データとしては違う名前と認識されてしまい重複処理では抽出できません。
Excelで作った一覧表から同一人物の情報を検索したいのに上手くできない、そんな時はスペースを統一したり、置換でスペースを全て削除して確認してみましょう。
テンキーからの入力を半角にする方法
Excel で商品名を日本語で入力したり、金額を半角数字で入力したり、日本語入力のオンオフを切り替えるのが面倒だという方はプロパティで入力の設定を変えてみましょう。
次は、 1-4ファンクションキー