行動経済学的にアンケート調査を考えてみる インビジブルゴリラ編

思わずアンケートに回答したくなる? TIPS!

インビジブルゴリラ(見えないゴリラ)現象とは、注意をしていないものは目に入らないという現象です。人は視界にはいっているものでも、すべてを見ているわけではありません。

ハーバード大学で1999年に有名な実験が行われました。白いシャツと黒いシャツを着た男女がバスケットボールをパスし合う動画があります。冒頭で「白いシャツの人が何回パスをするのか数えてください」というものです。実は白と黒のシャツを着た人以外に、着ぐるみを着たゴリラが横切るのですが、約半数の人はゴリラには気がつかなかったというのです。

それをアンケート調査に置き換えてみます。

webアンケートの場合は、必須で回答を促す設問が多数あります。分析のためには、全てに回答して欲しいと制作者側の意図があるのですが、それを読み飛ばす人がかなりいます。「先に進みたいのだけれど、次に進めない」などのご意見を頂いたことがあります。

相手に伝わる事が重要なので、相手に注意を促す工夫が作成する側にも必要です。

  • 「回答しないと次に進めません!」「必ず回答」
  • 1頁当たりの設問数を少なめする。設問数が少ないと回答したのか、していないかが分かりやすいですね。

行動経済学からの視点も楽しいですね!
ちょっとしたことでスムーズに回答して貰えれば双方良し。
さて、アンケート調査については、どのような事でもご相談くださいね。web 御見積へ